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<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスのリターンが低いのはなぜ?

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りーと君のピッチング


ラグビーW杯も日本代表の試合は終わり、これからの注目はプロ野球です。
というわけで、りーと君にマウンドに立ってもらいましたが、内野手みたいな投げ方ですね…
ん?このクマは…?

今月は、REITの積み立て日記の前に、<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドについてみてみます。



REITインデックスファンドまとめ


カテ
ゴリ
データ
2015/10/13
信託報酬(税込)信託財産
留保額
純資産
(億円)
1年
リターン
ベンチマーク
目論見書実質コスト


R
E
I
T
eMAXIS 国内リート0.43%0.46%
2015-1
0.3%119.73.5%東証REIT指数
(配当込み)
SMT J-REIT0.43%0.43%
2015-5
0.05%119.63.3%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJリート
0.36%0.37%
2015-5
0%77.23.2%
Funds-i J-REIT0.43%0.44%
2014-9
0.3%45.13.7%


  • 銘柄は、独断と偏見で選んでます。
  • 純資産の多い順に並べています。


リターンを押し下げる要因のコストについて比較されたりすることはありますが、インデックスファンドの良し悪しをリターンでみることは少なく、ベンチマークとの乖離でみるものだというのが共通の認識になってきてます。

しかし、ほとんどのインデックスファンドが(配当込みの)ベンチマークを下回っているとすれば、リターンが高いファンドが優秀(≒乖離が少ない)だと思っても、大きく外れはしないはずです。

というわけで、今回はあえてインデックスファンドのリターンに注目していきます。



<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートは低コストですけど…


ここで気になるのは、この中では一番コストが安いはずの<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドが、一番リターンが悪いということです。

なぜでしょう?
とよぴ~さん(Tシャツのクマ)に言われたことを思い出して、調べてみました。

カテ
ゴリ
ファンド組入れ比率(最新の月報よりそのまま)
J-REIT現物J-REIT先物短期金融資産等


R
E
I
T
eMAXIS 国内リート96.46%3.53%0.01%?
SMT J-REIT98.00%1.99%0.01%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJリート
98.5%-1.5%
Funds-i J-REIT94.7%2.0%3.3%?


「?」としたところは、はっきり明示されていません。計算しましたが、合計が100%にならない場合もあるとのことで、正確ではない可能性があります。


短期金融資産等が1.5%は多いので、このプラスの期間で置いて行かれた可能性はあります。
しかし、もっとキャッシュの多そうなFunds-i J-REITの方が成績は上です…

では、他に何が原因として考えられるでしょうか?



信託財産留保額?


信託財産留保額とは、解約する人が置いていく迷惑料みたいなものです。

どこまで影響があるかはわかりませんが、置いていかれた信託財産留保額は、そのまま信託財産に返されるので、リターンにも反映されているはずです。

これが、<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートが遅れをとっている原因でしょうか?
ファンドを信託財産留保額順に並べ替え、今度は期間別のリターンでみてみました。

カテ
ゴリ
ファンド信託財産留保額リターン
1ヵ月3ヵ月6ヵ月1年3年(年率)5年(年率)


R
E
I
T
eMAXIS 国内リート0.3%2.9%-6.2%-8.6%3.5%22.1%17.1%
Funds-i J-REIT0.3%2.9%-6.1%-8.6%3.7%22.4%-
SMT J-REIT0.05%2.9%-6.2%-8.7%3.3%22.0%16.8%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJリート
0%2.9%-6.2%-8.7%3.2%--


  • 信託財産留保額の設定が多い順に並べています。
  • ピンクの色をつけたのは、この中の期間別の一番成績がいいファンドです。


これだけでは何とも言えませんが、長期保有すれば信託財産留保額が有利に働くと言われることを考えると、このリターンの差に大きく寄与している可能性はありそうです。

これは、あくまで仮説であり、他にも何か理由があるかもしれませんが、このような傾向が他のアセットクラスでもみられるのかどうか、今後調べていきます。

その結果次第では、積み立て銘柄の変更もあるかもしれません。



最後に


長くなったので、REITの積み立て日記は後日別エントリーにします。


この記事に関するツイートはコチラまで。

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当記事は、2015年10月15日のものです。
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