インデックスファンドが繰上償還されることなんてあるんでしょうか?~訂正あり | ますい画伯とインデックス投資?

ますい画伯とインデックス投資?
インデックス投資をコツコツ実践していくブログです…

インデックスファンドが繰上償還されることなんてあるんでしょうか?~訂正あり

CM:2 

おにぴ~さん


あれ?間違えて、コマぴ~さんの奥さんを召喚しちゃいました。
うちと同じで、つの生えてるんですね?
いろんな意味で、しょうかん違いズラ…


繰上償還とは?


目論見書では、繰上償還についてよく下のように書かれています。

(一例)次のいずれかの場合には、委託会社は、事前に受益者の意向を確認し、受託会社と合意の うえ、信託契約を解約し、信託を終了(繰上償還)させることができます。
  • 受益権の口数が○○億口を下回っている場合
  • ファンドを償還することが受益者のために有利であると認める場合
  • 対象インデックスが改廃されたとき
  • やむを得ない事情が発生した場合


繰上償還とは、設定償還期日より早く、途中で一方的に償還(返還)されてしまうことです。
純資産総額が少なくなると運用が困難になり、やむを得ず繰り上げられることがあるそうです。

利益確定で納税することになるにせよ、損切りすることになるにせよ(おそらくこちらの可能性が大きいんでしょうけど)、自分のタイミングで売却できないのは勘弁してほしいですよね…


インデックスファンドは関係ない?


少なくとも自分は聞いたことがなかったので、関係ないと思ってました。
しかし、「インデックスファンド 繰上償還」で検索してみると、あったんですね…


自分のような者がぬくぬくとインデックスに乗っかってられるのも、水瀬さんのような先人の歴史があっての事なのかもしれませんね。ありがたやありがたや…

ですが、このようにインデックスファンドでも繰上償還される可能性はあるということですよね。



目論見書で調べました。


繰上償還されるかもしれない、受益権口数の下限を表にまとめました。
赤字は、2015年2月1日現在その基準を下限を下回ってしまっていることを表します。
(最新の受益権口数については、アセットクラスごとの毎月の日記をご覧ください。)

償還1


  • 2015年10月17日訂正:この時点でニッセイTOPIXはファンド自体がまだ設定されてなかったので、「無」→「-」に訂正しました。
    (現在はファンドが設定されて、繰上償還は「30億口を下回っている場合等」となってます。)
  • 数字の単位は「億口」、DCシリーズだけは「億円」です。
  • 「-」はファンド自体がなし、「無」は繰上償還基準の数値設定がありませんでした。
  • (3年)とあるのは、設定後3年経った時点でという条件付きです。(3つともまだ2年弱。)


どうやら、アセットクラス別にどうこうではなく、各シリーズ間でだいたい横並びなんですね。
こう見ると、運用年数が長くて純資産総額の多いSMTとeMAXISシリーズは全てクリアしてます。

DC派生のものには、繰上償還の数値基準は設けない習わしなんですかね?

この中で目立つのは、野村さんのFunds-i シリーズで、日経225以外はすべて、受益権口数が基準の下限を下回ってました。
いつか必ずそうなるという訳ではないんでしょうけど、気にはなりますよね。



最後に


投資信託と長く付き合うためには、コストもそうですが、繰上償還リスクの低い、純資産総額が大きいファンドを選ぶ事も重要です。

(Funds-i シリーズも、他のインデックスファンドに負けないくらい低コストです。天下の野村さんが本気を出せば、あっという間に人気が出るでしょう。本気さえ出せばですけど…)

これからも、受益権口数の動きについては、時々記事にしていきます。


この記事に関するツイートはコチラまで。

Twittericon.jpg
当記事は、2015年02月02日のものです。
同一カテゴリの最新情報は、「投資・ブログ雑記」のトップをご覧ください。


スポンサーリンク

2 Comments

Dr.CFP
「ユーロMMF」
私も、以前持っていたユーロMMFを早期償還されました。
ユーロの低金利のために運用難になったというのが理由だそうです。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20121017/327166/?rt=nocnt

通貨分散もしたいですが、ユーロの市場に上場している個別株は日本からは買えないものが多いですし。債券も低金利。
経済規模は大きいのに使えない通貨で残念です。
2015.02.03 22:06 | URL [edit]
ますいっち
「Re: ユーロMMF」
お久しぶりです。
自分は、5カ月積立てたところで、スプレッドの高さが気になって売ってしまいました。

(参考)ニッコウ・ユーロMMFの買付停止および繰上償還(予定)?(Sep.2012)
http://www.masuitousi.com/blog-entry-382.html


自分が、今ユーロに投資するとしたら、月並みですが海外債券のインデックスファンドですかね?
ユーロは40%くらい組み入れられてますが、自分は集中投資したいとは思わないので、インデックスファンドで分散するかもしれません。

おっしゃるとおり、低金利でリスクのわりに期待リターンも小さいので、積極的には投資しませんけど。
これも教科書的でしたね…

コメントありがとうございました。
2015.02.04 01:28 | URL [edit]

コメントする





管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼
https://www.masuitousi.com/tb.php/879-4652cddb