毎月分配型不祥事案件②「分配金利回り○○%で丸儲け?」
2014-09-16

せめてここに来た方にだけでも問いかける、毎月分配型不祥事案件シリーズ!
今回のテーマは、「分配金利回り○○%で丸儲け?」です。
たまに、分配金利回りをそのままそのファンドの利回りと勘違いしてる人を見かけます。
そういう人は分配金のことを「配当」と呼んでいたりもしてますが、大丈夫でしょうか?
スポンサーリンク
まずは分配金の基本から
基準価額が5,000円のファンドから200円の分配が出たとします。

400円の分配金が出ますが、基準価額も200円下がるので、評価額は9,600円になります。
(普通分配の場合はさらに税金が引かれます。)
つまり、分配金とは基準価額の取り崩しであり、ATMからお金をおろすのと一緒です。
これを踏まえて、以下をお読みください。
分配金利回り○○%で丸儲け?
上の図で分配金利回りを計算すると、(200円×12)÷9,600×100=25%になります。
これを、そのファンドの利回りと勘違いしないようにしましょう。
この利回りで複利運用したシミュレーションをして、毎月1万円の積み立てで○○年後に○千万円とか書いてたりするのもみかけますが、本気でしょうか?
そもそも、このまま値動きがなければ、この場合だとあと24回(2年)しか分配できませんよ…
ここまでたどり着かれてる方なら、ダマされたりしませんよね?
結語
分配金利回りにダマされたらいかんズラ…
(参考)
毎月分配型について / コメント : 0 |