シミュレーション
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基準価額が11,000円になり、10万円の含み益が出ました。
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左が無分配型投信を1万口売却した場合、右が毎月分配型投信で110円の分配が出た場合です。
どちらも、返ってくる金額は同じ11,000円ですが、左の売却では確定利益は1,000円ですが、右の分配では11,000円すべてが確定利益です。
よく、毎月分配型は無分配型の自動解約と同じだと言われることがありますが、この時点での課税対象額のイメージはこんなに違います。
(無分配型なら、売却しなければ課税されるタイミングを先送りすることもできます。)
軽減税率の延長も終了しますし、普通分配のたびに税金が削られていくなんて非効率ですよね。
毎月分配型とNISAとの相性は?
もちろん、選ぶファンドとタイミングによっては普通分配非課税の恩恵を被ることができるので、そういう意味では相性は悪くないのでしょう。
しかし、無分配型は元から課税されるタイミングが売却時だけなので、それと比べて有利ということはありません。
少なくとも自分には、「非課税口座(NISA)だから毎月分配型」という考えはありません。
スタイルを変えずに、無分配型のインデックス投資信託を中心に運用していきます。
追記
こんな無難な結語でお茶を濁していたら、モ人さんから、「分配金再投資は新規買付資金と見なすルールがあるので、NISAで100万円枠マックスを考えている人は要注意。」というコメントをいただきました。
確かに、枠を最大限利用したい方には、分配金が出るファンドはおススメできませんね。
また、モ人さんからご紹介いただいた水瀬ケンイチさんの記事にもあるように、日本の投信業界の「高コスト投信」を「回転売買させる」という悪しき商慣行を封じるために、金融庁はあえて、NISA口座内で売却した分の非課税枠が消えてしまう仕組みにした(ここまで引用)のであれば、毎月分配型がNISAに向いてないと言われても仕方がないのかもしれません。
最後に、モ人さんのエントリーをご紹介。
これが我が家の生存戦略『毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第一回~分配金を受け取る場合~』(ブログ閉鎖)
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こちらのシリーズにも、要注目です!
それでは せいぞんせんりゃく しましょうか