複利効果と基準価額の関係?(Jan.2012) | ますい画伯とインデックス投資?

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複利効果と基準価額の関係?(Jan.2012)

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↑この続きです。


ここでは、月々5万円の積み立てをして年3%の利益を複利で20年運用するという、現実的なシミュレーションをしてみようと思います。



1201複利1
このグラフで考えてみます。


一応、自分の目標は年3%です。
夢がないですかね?
しかし、20年後には複利効果で38.42%増えることになります。
月々10万円の積み立てなら2400万円が3322万円になります。
十分ですよね?

しかし、インデックスファンドの積み立てではその途中で含み損を抱えることもあるので、3%といえども毎年これだけ資産を増やしていくのは不可能な気がします。

このような教科書通りの複利効果を享受するには、毎年必ずプラスになる右肩上がりの相場が存在するか、うまく売買によって利益確定していき、更にそれをプラスに運用できた場合だけではないでしょうか?

とすれば、自分のような素人には複利効果など無縁ですね…

元本保証の定期預金ならまだしも、リスク資産の投資信託における複利効果を上のようなグラフで表すこと自体に違和感を感じます。

では、何をもって複利効果というのでしょう?

無分配のノーロード投資信託では、
利益=(売却時基準価額-購入時基準価額)×口数÷10000
になりますが、購入時基準価額と口数は変わらないので、売却時基準価額で複利を享受していることになるんですかね?

利益を分配せずに内部留保して、基準価額に反映されることが複利効果であるというのなら納得できますが、やはりそれは上のグラフのように必ず毎年増えていくものではないですよね?

複利効果が基準価額で享受できるとしたら、どんな場合でしょう。
下のグラフを、ノーロードバランスファンドの基準価額の動きとでも仮定して、ためしに教科書通りの3%複利のグラフと比べてみます。

1201複利4

基準価額1は元本にも及びませんが、基準価額2のようにずっと低迷期を積み立てで乗り切れば、1200万円を1661万円にすることができます。
このような基準価額の動きでこういう結果になることはわりと有名な話ですよね。

基準価額2が15年後あたりから上昇したのが、利益を分配せずに内部留保した効果であるというのなら、これを複利効果というのでしょうか?

複利効果についての考えがまだまとまってないので、途中からだらけですみません…


複利効果についてはよくわかりませんでしたが、今回シミュレーションしていて面白いと思ったのは、下のような基準価額の動きで月々5万円ずつ積み立てを20年間続けたらどうなると思います?

1201複利2

基準価額2は少し損、基準価額1は大損しているような気がしますよね?

…しないですか?

結果は、
1201複利5

どちらもプラスで、しかも基準価額1のほうが利益を上げています!
口数に、
基準価額1=61736866口
基準価額2=23697345口
これだけの差がついてることによると思われます。


複利効果よりも、積み立てによるドルコスト平均法のほうが長期投資では味方になるのかな?

最終的に同じ金額を投資しているなら、口数が多いほうが有利というのは当たり前ですが、下落相場でコツコツ積み立てるのもけっこう夢がありますよね!

今後は積み立て投資についてもまた勉強していきたいと思います。
麻酔に支障が出ない程度に…


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当記事は、2012年01月18日のものです。
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