特別分配は得?(Jan.2012) | ますい画伯とインデックス投資?

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特別分配は得?(Jan.2012)

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特別分配が出ても個別元本が下がるので、ナンピン買いしたような得した気になります。


特別分配によって個別元本が下がるのでお得だとしたら、いくら高づかみしても個別元本が削られるので心配ないということになります。

そんな仕組みなら、ずっと持ってればだいたい負けませんが、ホントにそうでしょうか?


ここで、2つのケースについて考えてみます。


誤解?

(グラフ1)のような場合には基準価額が10,000円から9,000円に下がっているのに、個別元本も同じだけ下がっているので損益は±0です。
これは、高づかみしても個別元本が減ったから助かった、ということではありません。

基準価額は分配ごとに200円ずつ削られたが、結局それを上回って上昇した、というだけのことです。
つまり、このケースは高づかみとは言いません。


(グラフ2)のケースはどうでしょう?
特別分配を出しながら基準価額も7,000円まで減っているので、最終的な含み損は2,000円です。
これが高づかみです。

(グラフ1)のようなケースを想像して、個別元本は減っていくものだから、高づかみしても問題ないと考えるのは危険です。


要するに、個別元本が減っているときには基準価額も下がっているので、分配によって個別元本が下がるのが得してる気になるのは間違っているということです。

これからも、いろんなケースについて考えていきたいと思います。


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当記事は、2012年01月08日のものです。
同一カテゴリの最新情報は、「毎月分配型について」のトップをご覧ください。


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