ますい画伯とインデックス投資?

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毎月分配型の分配金は、無分配型の自動解約と同じ?(Sep.2013)

毎月分配型についてあれこれ考えてるうちに、ずいぶん昔に特別分配(今の元本払い戻し)について書いた駄エントリーを思い出しました。

特別分配は損?(Dec.2011)

このときの結論は、次の2点です。 
  • 特別分配では損切りにはならない
  • 特別分配は損でも得でもない(手数料と時間は除く)

要するに、特別分配金とは預けたお金を返してもらっているだけということです。


今回は、普通分配について、この2つを考えてみます。
  • 普通分配のたびに課税される毎月分配型は本当に非効率なのか?
  • 普通分配が非課税になるので、毎月分配型はNISAとの相性がいいのか?



シミュレーション


基準価額が10,000円のファンドに100万円投資したとします。

基準価額が11,000円になり、10万円の含み益が出ました。


毎月分配型130912



左が無分配型投信を1万口売却した場合、右が毎月分配型投信で110円の分配が出た場合です。
どちらも、返ってくる金額は同じ11,000円ですが、左の売却では確定利益は1,000円ですが、右の分配では11,000円すべてが確定利益です。

よく、毎月分配型は無分配型の自動解約と同じだと言われることがありますが、この時点での課税対象額のイメージはこんなに違います。
(無分配型なら、売却しなければ課税されるタイミングを先送りすることもできます。)


軽減税率の延長も終了しますし、普通分配のたびに税金が削られていくなんて非効率ですよね。



毎月分配型とNISAとの相性は?


もちろん、選ぶファンドとタイミングによっては普通分配非課税の恩恵を被ることができるので、そういう意味では相性は悪くないのでしょう。

しかし、無分配型は元から課税されるタイミングが売却時だけなので、それと比べて有利ということはありません。
少なくとも自分には、「非課税口座(NISA)だから毎月分配型」という考えはありません。
スタイルを変えずに、無分配型のインデックス投資信託を中心に運用していきます。



追記


こんな無難な結語でお茶を濁していたら、モ人さんから、「分配金再投資は新規買付資金と見なすルールがあるので、NISAで100万円枠マックスを考えている人は要注意。」というコメントをいただきました。
確かに、枠を最大限利用したい方には、分配金が出るファンドはおススメできませんね。

また、モ人さんからご紹介いただいた水瀬ケンイチさんのエントリーにもあるように、日本の投信業界の「高コスト投信」を「回転売買させる」という悪しき商慣行を封じるために、金融庁はあえて、NISA口座内で売却した分の非課税枠が消えてしまう仕組みにした(ここまで引用)のであれば、毎月分配型がNISAに向いてないと言われても仕方がないのかもしれません。

最後に、モ人さんのエントリーをご紹介。
これが我が家の生存戦略
『毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第一回~分配金を受け取る場合~』

(これが、「ことさら毎月決算型投信を排斥しようとは思っていない」方のエントリーです。力作…)

こちらのシリーズにも、要注目です!
それでは せいぞんせんりゃく しましょうか




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当記事は、2013年09月24日のものです。
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日本の投資信託で、多くの識者から悪評の高い「毎月分配型投信」ですが、実は、極めて卓越した仕組みなのではないかという説があります。 ウェブのコラムに新聞やらマネー誌での識者のコメントでは、近時では、みんなが寄ってたかって「毎月分配型投信」の悪口を言ってい…

COMMENT▼
NISAで100万円枠マックスを考えている人は注意

ども。前回の分配金エントリでは出遅れてコメントしそびれた内容をば。

NISAの枠内で100万円マックスを毎月決算型に突っ込む、という方がいらしたと思うのですが、NISAでは

「分配金再投資は新規買付資金と見なす」

というルールがあるようです。つまり、100万円枠マックスで買い付けしている人が分配金再投資を行うというのなら、再投資される金額は100万円の枠から外れる⇒特定口座なり一般口座なり課税対象口座での買付になっちゃう、ということですね。

(受け取る分配金自体は非課税でもらえますが、再投資するなら枠を意識しましょう、という話ですね)

(というか、再投資後の枠も含めて100万円にすれば~と考えてみても分配金の金額は運用会社の裁量でいつでも変更されうると考えると、なかなかそう上手く立ち回れるもんでもないと思うのですが)

…NISAに関する愚痴になっちゃいますが、この「枠」って考え方がなかなか面倒に感じますね。しかし、水瀬さんの良エントリ

NISAによってあぶりだされた日本の投信業界の問題点
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-2357.html

のもう一つの効能として、「枠の制約が強まる毎月決算型投信の分配金再投資」が実質的に(枠を使い切ることをイメージするのなら)若干不利になるトコロもあるのかもしれません。

ことさら毎月決算型投信を排斥しようとは思っていませんが、勘違いしたままだと不幸になる方も多いのかな?と。

Re: NISAで100万円枠マックスを考えている人は注意

> モ人さん

お返事は、本文中に追記させていただきました。

コメントありがとうございました。
No Subject

コツコツ麻酔科医さん、おはようございます。

確定利益が同じなのに税金が違うというのは、なにかおかしい気がします。

ちょっと私なりに考えてみますね。(^^

Re: No Subject

> Tansney Gohn さん

こんにちは!


> 確定利益が同じなのに税金が違うというのは、なにかおかしい気がします。
> ちょっと私なりに考えてみますね。(^^


確定利益(課税対象額)が違うんです。
だから、残った含み益が違います。

これもいわゆる、「先送り」で、このまま売却したとしたら、払う税金の額はもちろん同じです。

当たり前のようですが、この違い面白くないですか?

コメントありがとうございます。
No Subject

> これもいわゆる、「先送り」で、このまま売却したとしたら、払う税金の額はもちろん同じです。

そうだったんですか。私はてっきりこのまま売却しても税額が違うという意味かと勘違いしておりました。

売却した場合の記事はもう書いてしまったのでいちおう無関係記事いうことでアップしてみます。
Re: No Subject

> これもいわゆる、「先送り」で、このまま売却したとしたら、払う税金の額はもちろん同じです。

無分配の場合は、10万口解約して11,000円の利益確定すれば、税金は同額になります。

ただし、その時に返ってくるお金は、
10万口×11000円(基準価額)÷10000=11万円
になります。

記事本文中では、同じ11,000円が返ってきた場合で比較しています。

あくまで、毎月分配型の分配金は、無分配型の自動解約と同じかどうかの考察ということでご理解ください。

結論は、同じように見えても、確定する利益(課税対象額)が違う、でした。

ただし、残った含み益も違うので、税金を先送りするかどうかの違いです。


もっと丁寧に書けばよかったですね…

コメントありがとうございました。

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アラフォー麻酔科医のますい画伯が、コツコツ世界分散投資して1億円のポートフォリオを構築していきます。SBI証券をメイン口座に、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略を実践中。記事中のイラストはフリーハンドのマウスペイントです。




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